TPH

2016年7月30日

丹沢表尾根縦走。


娘上子とヤビツ峠から塔ノ岳を歩いてきました。

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自宅からヤビツ峠までは
電車とバスを乗り継いで90分ほど。



ここから山頂までは６キロ強。
コースタイムで休憩含まず4時間強。
ゴールの大倉までは6時間半くらい？？

ちょっと遠いかなぁ。

スタートは９時１０分。


何かヤケに人が少ないのが気になるけど。
まぁ行ってみよう。


ところで今回の山歩きは
娘の自由研究のお付き合いだった。


こういうのが調べたかったらしい。

娘「ふぅーん、大変なんだね」
私「そうだよ。
立派な仕事をしている人がいるんだね！」
娘「なんで？」
私「え？？」
娘「なんで山を保護しているの？」
私「いい所に目を付けたね。さぁ先を急ごう…」

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「三ノ塔」

周りに遮るものが無く、適度に高度感もあり、
蒼井、青いそらが美しい。


地元のベテランハイカーに囲まれて、
丹沢大山トークに興じる娘。

ベテランさん「よくがんばって登ってきたね～。
今日はこのまま下山するんだよね～。」
娘「いいえ。このあと、
“とうのだけ”ってところまでいきます。」
ベテランさん「え？」
私「え？って？」
ベ「あ、あぁ頑張ってね。うん、頑張って…。」
私「？？」
なにか嫌な予感がした。


手前左下に見えるのが
次のピーク、烏尾岳。

目指す塔ノ岳のピークは
この雲の中にあって、
距離感をうかがう事すらできない。

たしかに遠そうだな。

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「烏尾岳まで来たけれど」

娘はここが塔ノ岳だと思っていたらしい。
たぶんまだ半分も歩いてないよ。


娘「なぁんだ。がっかり。」

そうだよね。
今日は暑い。
クソ暑い。

地元のオジサンが言ってたのはこれか。

「丹沢あたりの山はトレーニングの山だ」
そう憶えておこうと思ったことを忘れていた。


烏尾岳を背に歩く。

「うぅ…あじぃ～」
と何度も口に出そうと思ったが、
パパが弱音を吐くわけにはいかない。

涼しげな顔でひたすら歩く。

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「地獄の行者岳」

とにかく暑い。
食欲がわかない。

ヤビツ峠についたのが8:30くらいで、今13:30。
5時間くらい歩いたが何も食べたくない。

塔ノ岳まで2.3キロ。


“空の青さだけが僕ら二人の希望だった。”

なんて事もいう余裕もない。

さっさと帰りたいがためにイヤイヤ歩いた…。

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「そして塔ノ岳ピークゲットン」

14:40


いやいや登ってきたけどなんとか到着。
嬉しそうな娘。
娘「もう登らなくていいんだもんねー」
私「ま、まぁね」

（方位盤みたいなのを見ながら）
娘「アメリカはどっちかなー」


私「その前に富士山とか見たら…？」

尊仏山荘でコーラをいただいた我々は
すっかりご機嫌＆元気になり大倉尾根から
下山の途に就いた。

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「バカ尾根を下る」

15:00

私「ここの尾根道、バカ尾根っていうんだよ」


娘「なんでバカなの？」
私「バカみたく登ってる（下ってる）からかな？」
娘「それにしてもバカってひどくない？」


私「まぁ尾根道はそんなの気にしてないと思うよ。
ママもパパの事よくバカって言ってるよね」
娘「でもパパは喜んでるでしょ？
“変態”とか言われてさ」
私「…。」

（そろそろ娘の前では言動に気をつけようかな）

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「なんとか下山」

17:30

日没を前になんとか下山ができた。


娘の付き合いHIKEだったが、
山のチョイスを間違えた。

尊仏山荘のおじさんにも
「もっと涼しい山にいけばいいのに」
と言われる始末。

「夏の丹沢には行ってはいけない」
ということを憶えておこう。


娘「あー辛かった。もう山なんていかない」
私「えぇ！？そんな！！」
娘「丹沢にはいかない。
でも楽しかった。次、どこの山行く？」

（よかった…）

娘は来年、学校行事で八ヶ岳に登るそうな。

僕の大好きな八ヶ岳。
感慨深いものもある。

それまでに予習として娘と八ヶ岳に登りたい。





2016年7月30日 8:42 JST
距離: 15.9 km
所要時間: 8 時間 44 分 24 秒
平均速度: 毎時 1.8 km
最小標高: 629 m
最大標高: 1644 m
累積標高（登り）: 4078 m
累積標高（下り）: 4228 m