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2018年12月06日

少年の心でキャンプに行ったら唐突にオヤジ認定されて滝に連行された夏キャン【於 野呂ロッジキャンプ場】




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その男は言った。
「童心に戻ったキャンプだった」、と。

少年の心でキャンプに行ったら唐突にオヤジ認定されて滝に連行された夏キャン【於 野呂ロッジキャンプ場】

なるほど。
日々、社会の中で、
それぞれの立場で、
1人の大人として、
大変な思いをしてるんだろう。

荒ぶる心が解らなくもない…。





ところで、先般の投稿にも書いたのだが、
我が家の車のディーラーが開催した
フォトコンに応募したのだが、
なんと私が優勝したらしい。


少年の心でキャンプに行ったら唐突にオヤジ認定されて滝に連行された夏キャン【於 野呂ロッジキャンプ場】

 (この写真を撮影している間、妻から
「下手な写真だ」
「写真だけではく、人生そのものがセンスなし」
「オマエは私の愛したオマエではない」
「カス」
「クズ」
などと嫌がらせを受けていたのだが、
こうしてムクわれると何となくいい思い出になるから不思議)



そしてなんと賞品が!!

少年の心でキャンプに行ったら唐突にオヤジ認定されて滝に連行された夏キャン【於 野呂ロッジキャンプ場】

→これはテンションあがるぜ!!
きっとHondaのCMの新川優愛ちゃんみたいな女性スタッフが
僕を取り囲みで胴上げみたいな感じでMINIコンバーチブルに乗せ、
めくるめくアツアツなサービスで自撮りができるんだ!!

少年の心でキャンプに行ったら唐突にオヤジ認定されて滝に連行された夏キャン【於 野呂ロッジキャンプ場】

フォトコンサイコー!!



せっかくいつもと違うMINIが乗れるなら
ちょうどキャンプに誘われてるし、
そこに乗っていくことにした。



当日の朝。

意気揚々と車を借りに行く。

が、出てきたのはいつもの男性スタッフ。
女性スタッフは出勤前らしい。
少々張り切りすぎたか。

「女性スタッフと写真を…」

などと言う勇気もなく、
結局一人で写真に収まった。

まぁいいのさ、運転が楽しめれば。

少年の心でキャンプに行ったら唐突にオヤジ認定されて滝に連行された夏キャン【於 野呂ロッジキャンプ場】

普段乗っているCLUBMANとは
全くの別物だった。

なるほどこれが”ゴーカートフィーリング”か。

少年の心でキャンプ場へ向かう。







会場は野呂ロッジキャンプ場であった。

爽快なドライブを終え到着すると、
今回の主宰者K様が設営を済ませ待ち構えていた。

主宰者K様「よく来た&待ちわびたぞ川崎(仮)!!
ワシは既に一杯やって、滝を見て来たんじゃわい。
滝はエエぞ。実にエエ。わかるか?滝の良さが。」

私「あ、そ、そうなんですね、ははは…。」

当”牧歌的農業冒険街道歩きアウトドアブログ”
を運営する私であるが、
毎日毎日冒険的ということはやはり無く、
この日は暑さでお疲れだったこともあり、
キャンプ場でのんびりしようと思っていた。
「良いですね〜❤︎」なんて言うと
滝に行く羽目になりそうだったので、
特にそのことには触れずやり過ごすことにしたのだった。


その後、
もう一人の参加者である大御所I様も御到着。

少年の心でキャンプに行ったら唐突にオヤジ認定されて滝に連行された夏キャン【於 野呂ロッジキャンプ場】

なんと私が一度見てみたいとお願いしていた
NukTukを張ってくださるということだった。



しかも未使用。

少年の心でキャンプに行ったら唐突にオヤジ認定されて滝に連行された夏キャン【於 野呂ロッジキャンプ場】

我々の眼前で惜しげもなくペリッと封を開け、
ドーンとワンポールをおっ立て、
サクサクときれいに設営を終える。

私が感嘆の溜息を漏らしていると、
大御所I様が言った。

「そうだな、君たちチェリーボーイには私の
”ヌック抜くハミ○ン張りを見せてあげよう!」

少年の心でキャンプに行ったら唐突にオヤジ認定されて滝に連行された夏キャン【於 野呂ロッジキャンプ場】

なるほど。
抜っくタックからインナーが見事にはみ出ている。
これが熟練の技か!!
私はマスマス感嘆の溜息を漏らすのであった。






そうこうしてる間に宴が始まった。

主宰者K様「ワシの用意した淡い黄金水を飲むべし」

泡の具合もちょうど良く、
この日はコク暑でもあったため、大変有り難かった。

美味しくいただく。

少年の心でキャンプに行ったら唐突にオヤジ認定されて滝に連行された夏キャン【於 野呂ロッジキャンプ場】

すると主宰者K様が満足そうに続ける。
「エエのぉ。じつにエエ日だわい。
我々オヤジには実にええキャンプ日和じゃないか!」


…。
私には違和感があった。

私はオヤジではない。

まだまだ経験不足の“ほぼチェリーボーイ”であり、
高尾山から富士山まで歩ききってないし、
ソロキャンもほとんど行ってないし、
テン泊縦走だってしたことないし、
東海道も歩いていないし、
キン肉マン全巻揃えてないし、
欲しいファミカセいっぱいあるし、
まだ前田典子にも抱かれていない。

こんな僕がオヤジな訳がない。

勇気を振り絞って言うことにした。

私「あのぅ私に限ってはオヤジじゃないんですが…」

主宰者K様「なぁにぃゴルァ!?
アラフォーにもなってオヤジじゃないだと!?
よく考えろ、お前は御立派なオヤジだ!!」

私「うぅ、僕はいやだ!こどもだ!!(涙)」

主宰者K様「お前には教育が必要なようだな。
滝に来い!!オヤジによる調教を施してやる!!」

私「いぃやぁああ!えーん(涙)」

少年の心でキャンプに行ったら唐突にオヤジ認定されて滝に連行された夏キャン【於 野呂ロッジキャンプ場】

と、いうことでやはり滝行きは避けられなかった。







夏の川は気持ちが良いもの。

しかし私の心は塞ぎ込んでいた。

きっと滝壺に落とされ上がってこれず溺死。

少年の心でキャンプに行ったら唐突にオヤジ認定されて滝に連行された夏キャン【於 野呂ロッジキャンプ場】

こんなような川を遡上して滝に向かう。


滝に到着。

少年の心でキャンプに行ったら唐突にオヤジ認定されて滝に連行された夏キャン【於 野呂ロッジキャンプ場】

主宰者K様「とりあえずこの滝で心を清めろ。
そうすれば自ずと、心にオヤジを見出すハズだ」


「滝に入らないと炎上」
みたいな雰囲気だったので意を決して入った。

少年の心でキャンプに行ったら唐突にオヤジ認定されて滝に連行された夏キャン【於 野呂ロッジキャンプ場】

意外と気持ちがいいものであったが、
やはり己にオヤジを見出すことはなかった。



主宰者K様「クソ甘い!俺が手本を見せてやる」

少年の心でキャンプに行ったら唐突にオヤジ認定されて滝に連行された夏キャン【於 野呂ロッジキャンプ場】

なんか結構はしゃいでるらしかった。
これがオヤジの滝遊びか。

修験道に興味がある私としては
高尾山で滝に打たれるのもナチュのネタ的には
いいかもしれない。そんなことを思った。


すると間髪入れずに責め立てられる。

「オマエにはさらなる調教が必要だ。
次はオヤジの皮…、それもイイが、もとい!
オヤジの川遊びを教えてやる。川に来い!!」

少年の心でキャンプに行ったら唐突にオヤジ認定されて滝に連行された夏キャン【於 野呂ロッジキャンプ場】

ということで今度は川に連行。
化石が発掘出来そうな質感の石の河原である。

「いつか息子と来てキャンプしながら
化石掘りなんかすると楽しいかもしれない」
そんなことを思っていた。


両氏「オラ川崎(仮)!これがオヤジの川遊びじゃ!
オヤジの生き様とくと見さらせぃ!!」

少年の心でキャンプに行ったら唐突にオヤジ認定されて滝に連行された夏キャン【於 野呂ロッジキャンプ場】

「河原で愛し合う二人♡」

まさか化石掘りならぬ別のものを掘り出すとは…。

なるほど、コレがオヤジの生き様ならば、
私がオヤジ化するのはだいぶ先になりそうである…。





さて阿鼻叫喚のオヤジ遊びを体験したところで
宴の続きである。


私はローストポーク的豚料理、
及び農業ブロガーらしく、
川崎(畑)で獲れた野菜を使った
ぬか漬けとピクルスを持ち込んだり、
近頃ハマっている燻製などを用意した。

少年の心でキャンプに行ったら唐突にオヤジ認定されて滝に連行された夏キャン【於 野呂ロッジキャンプ場】

少年の心でキャンプに行ったら唐突にオヤジ認定されて滝に連行された夏キャン【於 野呂ロッジキャンプ場】

ちょっと失敗したところもあったが、
概ね順調に提供ができた感。


すると怒号が飛ぶ。


両氏「激甘い!オヤジにはスタミナが必要だ!」



大御所I様

少年の心でキャンプに行ったら唐突にオヤジ認定されて滝に連行された夏キャン【於 野呂ロッジキャンプ場】

「掘り疲れた男は肉が必要」


主宰者K様

少年の心でキャンプに行ったら唐突にオヤジ認定されて滝に連行された夏キャン【於 野呂ロッジキャンプ場】

「俺のニラ玉」
ニラ玉と言いながらその奥でオラオラとタマを晒す。


これがオヤジの料理スタイルか…。


ところで計画から何年か経ち、
ようやく実現したこのキャンプ。

少年の心でキャンプに行ったら唐突にオヤジ認定されて滝に連行された夏キャン【於 野呂ロッジキャンプ場】

少年の心でキャンプに行ったら唐突にオヤジ認定されて滝に連行された夏キャン【於 野呂ロッジキャンプ場】

街で会うのも楽しいが、
キャンプで会ってもやりとりの楽しい方々だった。






夕闇が訪れる。

少年の心でキャンプに行ったら唐突にオヤジ認定されて滝に連行された夏キャン【於 野呂ロッジキャンプ場】

オヤジ2人と子ども(わたし)のキャンプは続く。


「バーベキューで女がわかる」
「まるで使い古したキュウリと茄子だ」
「おっぱいんウッドを押さえておけ!」
「キャンプはヤクザだらけだ」
「音久和は尿がゴイスー」
「結局竿がすごかったんじゃないのか」
「性の不一致で別れる奴もいる」
「グルキャンのブログほど、つまらねぇものはない」
「各世代に彼女を1人ずつ作るのが理想」
「お前のかみさんとやらせろ!」



子どもである私には刺激が強すぎる。

少年の心でキャンプに行ったら唐突にオヤジ認定されて滝に連行された夏キャン【於 野呂ロッジキャンプ場】

激しいやり取りにだんだん意識が遠のいて行った。






翌朝。

少年の心でキャンプに行ったら唐突にオヤジ認定されて滝に連行された夏キャン【於 野呂ロッジキャンプ場】

どうやらランタンをつけっぱなしだったらしい。

昨日の酷暑が嘘のように朝は爽やかだった。


しかしオヤジ達の荒れっぷりは朝から収まらない。

少年の心でキャンプに行ったら唐突にオヤジ認定されて滝に連行された夏キャン【於 野呂ロッジキャンプ場】

「朝から美味しいお肉♡」


「バイアグラは10年くらい服用してるのだが、
その興奮は2日続く」
「千葉から出てこい!!」
「人妻にオシリ拭かせてやる」
「人妻に便所の前でまじまじと
顔を見ながらおじきされた」
俺のカミさんは後戯が好きだ!
「見せてもらえるものはなんでも見るぜ」
「お前らはゴミ以下だ!!」


このままでは私もオヤジ化してしまう。
急いで逃げよう。

少年の心でキャンプに行ったら唐突にオヤジ認定されて滝に連行された夏キャン【於 野呂ロッジキャンプ場】

命からがら撤完。


やはり子どもの私には刺激の強いキャンプだったか。

撤収を終え、キャバレーに迷い込んだ少年のように
オロオロと数日間狼狽していた。

すると大御所I様からメッセージが届く。


「私くらいになると、電車の中で普段見えないものが
透けて見えたりとかするんだぞ。
いい加減コチラの世界に来い!!」


悪くないどころか素晴らしい。





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