TPH

20180127_28

新年会って楽しいものじゃなかったのか…。

牧歌的な森で荒ぶる男たち…。




これは新年会という名のタマ（命）の取り合いだ！

そんな今回のレポも
命がけの人間ドキュメントである。

Let’s start a crazy party ！！

---

とある新春のうららかな日。

私のケータイが怪しげに震えたのである。



暗黒評議会貝長からの招集だ。


なんと”ドンペリニョン”である。

”インニョー”なら親しみが無くもないが
“ペリニョン”なんて口にする機会の無い私である。

家庭内では妻の奴隷として、
会社ではテイのいいかませ犬として、
社会のゴミ溜めとして生きる
慎ましいイチ松岡茉優ちゃんファンの私だが、
これは新年早々イイことがありそうだ。

高級酒につられ、ワンワンと尻尾を振りながら
森のまきばに向かったのであった…。

---

日頃から、何かと退廃的なこの会の会場だが、
この日は新春の穏やかな陽気に包まれ、
とても平和的な雰囲気。


暖かい陽気に包まれ、
心も和む我々なのであった。

今年は平和な一年になりそうだ。



そしてなんと言ってもドンペリである。


まさかキャンプ場で拝むことができるなんて。


しかもシャンパンタワー。


なんとなく
「先っちょから泡」
的な画になってしまったが、
素晴らしい体験だった。


そして、やはりお味がよろしい。

惜しげもない貝長の御厚意に甘えて、
一同美味しくいただいたのであった…。

貝長、ありがとうございました！

---

そして毎度の事だが、
今回についても出席者を記録しておきたい。



ZABU貝長
✳︎テントとクルマのホロの色が一緒でステキ。



”Agent”ぴー整腸快腸
✳︎クルマ、新しくなってるところがステキ。
（腹黒なのに白いクルマ）



NORI乾棒長官
✳︎サンドな感じがステキ。
次回は違う色のアトラス？
嗚呼なんて羨ましい。



川崎（仮）感じちゃう長のワタシ。



まったく懲りない面々である。

---

さて、宴が始まって一時間ほど経ったころだろうか。

楽しくドンペリを味わい、
今回ばかりは和やかに貝が進むのかな？
なんて思っていたところ、
呻き声にも似た呟きが聞こえてきた…。

「ち…。ペラい自慢ばかりしやがって…。」

何か雲行きが怪しい。
ふと気づくと皆目が座ってきているではないか…。


普段飲み慣れないこのドンペリ、
結構イイ感じに回るのである。


皆、普段の荒んだ目になっているではないか。


これぞ、暗黒の力。
流石は会長の酒であった！


すると（やっぱり）タガが外れた男たちが
怒涛のごとく暗黒トークをクリ広げたのだ！

三歩あるくと自らの性別も忘れてしまう私だが
今回もかろうじて人としての体裁を保ち、
狂乱の宴を克明に記録したのである！！



「ブスじゃねーか！」
「電源サイトから電気くすねてこいや！」
「パックラフトでお尻責めちゃうぜ！」
「今日の納品無ぇって言ってただろ！上出せや！！」
「ヤギの前でジンギスカンやろうぜ」
「ラブホはスーパー銭湯だ！」



（今回も宴を彩る暗黒チ●ゲ鍋）


「いい脚したねーちゃん、つれてこいや！」
「釣りやらねーとコメ欄荒らすぞ！」
「ヤツはハードゲイだ」
「なんか熱く喋ってっけど薄くて眠くなんだよ！」
「ツバ吐いてやるぜ！」
「あの女はビッチだ！」
「この肉便器が！！」



（あら不思議。いつの間にかお鍋がこんなコトに）


犬犬ガクガク、
もとい、喧々諤々の暗黒トークは夜まで及び、
一旦休止となった。

---

翌朝。

新春の爽やかな空気が牧場を包んでいた。

まきばの鳥たちや動物たちの鳴き声。
朝焚火の煙の香り…。
荘厳かつ暖かい朝の陽光。

私はキャンプ場での朝の時間が好きである。



一方でそんなことはオカマいなし。

暗闇に生きる男たちの、
暗黒トークは早朝から盛り上がる。



「自慢してんじゃねーよ」
「おい鹿！俺の幕はどうなんだ」
「人の酒、ついでんじゃねぇ」
「おえっ！アップに耐えられる顔かよ」
「おい木！俺の妻のことはどう思うんだ、
いい加減言ってみろ！」
「アイツら、ほかにやることねぇかよ！」
「象のウンコ、もってこいや」
「上司の抱き枕になりたい」



「ペットに合わせて剃毛してんじゃねぇか」
「ヒヒヒ、根元まで挿ってるぜ」
「おい、こっちに来てヌいてくれ！！」
「俺に噛み付いたヤツには制裁だ」
「川崎じゃ路上でヤってる」
「鑑定団出てやるぜ」
「新幹線止めてやるぜ！」



「妻を抱け！」
「イマ●チオ（仮）だっ」
「あいつはモヤシみてーなヤツだ」
「犬に犬のコスプレ、いつやらせんだ」
「うすっぺらいんだよ！！」
「シンガポールの女はサイコーだ！」
「タイガールは狭いぜ！」
「おい山羊！おれの幕はどうなんだ！」
「チンゲリングゲイだ！」



ひと通り暗黒トークが出尽くしたところで、
宴もフィナーレを迎える。


（さすがNORIさんいっぱい持ってますね…）

最後は皆毒を出し切ってスッキリ。


次回のキャンプに向けて
大いに妄想を膨らませつつ、
良き夫、良き父として
それぞれの家庭に帰っていった。

---

さて、宴が終わったからといって
私は暗黒面から解放されるわけではない。


家庭には妻恐子という、
北斗の拳で言えばデビルリバース、
ウィザードリィで言えばグレーダーデーモン級の
魔物が棲みついている。

今回は彼女に土産を買って行くばかりか
その魔物と床を共にするというイベントを
評議会において課されていた。


道の駅で卵を買って渡し、それとなく匂わす。


殺されるかもしれない。

しかし遂に私は行動に移した。


「今夜どうでしょう」




「ダメに決まってるじゃない」